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だれかの困りごとに熱心になりすぎてしまうとき

あじさい
ー それはだれの問題? ー
親しい人、家族だったり、友人だったり、恋人だったりが悩んでつらそうにしていると、心が苦しくなります。当たり前ですよね…。励ましたり、なぐさめたりしてなんとか元気になってもらいたいって思います。
では、こんな場合はどうでしょう。友人に恋人から暴力を受けていると相談されたとき。なんとかしてあげたい、助けたいと思います。自分でも情報を集めて助言をしたり、友人を守る手立てはないか、恋人から離れさせることはできないかとあれこれ考えるかもしれません。

ところが、こちらの熱心さとは裏腹に、友人は暴力をふるう恋人から一向に離れようとしないとき、あなたはどうしますか。
もっと真剣に友人に助言をして、なんとか助ける方法はないか考え、必死に説得しようとし、いつの間にか、頭の中はそのことでいっぱいになる。そうして、こんなに必死に考えてあげているのに、友人が自分の思ったような反応をしない場合、友人に対して怒りが出てくるとしたら。もしも、そうだとしたら、要注意。ちょっと立ち止まってください。

過去に同じような苦しみを体験した人は、自分の苦しみが思い出されて自分事のように感じてしまっているのかもしれないし、身近な人を苦しみから救うのは自分の責任だと強すぎる責任感が働いているのかもしれません。子どものころ、親御さんが支配的で、不都合なことを自分のせいにされ続けると、過剰に責任を感じてしまいやすいことも知られています。

もし、あなたが人の問題に巻き込まれやすく、人のことなのに自分のことのように感じすぎてしまうなら、自分と人との間にある境界線を見直してみてください。それはだれの問題で、どこからが自分の問題なのかを見つめ直してみましょう。
2023年06月23日 19:37

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